♪ミュンヘン国際音楽コンクール♪ その弐。

続きです。



二次審査の課題曲は、フランスの作曲家とシュトックハウゼン、ホリガー等現代曲から各一曲ずつ、そして大半の参加者が選択されていたシューベルトの 「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲(以下 しぼめる花) または クーラウの変奏曲でした。

彼女はガンヌのアンダンテとスケルツォ、ハインツ・ホリガーのフルートソロ曲Sonate (in)solit(air)e 、そして「しぼめる花」 を演奏されました。

この曲は伴奏ではなく、ピアノとフルートのためのDuo、いわゆる室内楽曲で、ジョリヴェとはまた全く違った意味でのピアニストにとっては技術的にも音楽的にもごまかしのきかない難曲です。

ちなみにこの曲、ミュラーの詩によるシューベルトの三大歌曲集のひとつ、 「美しき水車小屋の娘」 第18曲 しぼめる花 をシューベルト自身がフルートとピアノのために編曲したものです。(原曲の歌詞対訳はいつもお世話になっているこちらのサイトからご覧いただけます)

曲の構成、テンポ感を崩さずにいかに自然な流れを保ちながらピアノを歌わせるか、という課題に試行錯誤しましたが、彼女の美しい音色と歌心に助けられ、二次の伴奏も終えることができました。
演奏後の「楽しかった」というお言葉に、伴奏者としては感無量でした。。。うるうる涙

結果は前記事冒頭にも記したとおり、セミファイナルの6人に選ばれるという快挙!
発表を聞いて思わず私、感動して泣いてしまいました笑

(^○^)お!(^□^)め!(^◇^)で!(^▽^)と!(^・^)う!

私の伴奏者としての役目はここで終了。

あとはセミファイナルに向けて万全のコンディションで臨んでもらえるように、ホストマザー笑として料理に掃除に励むのみ(でも少々疲れがでたのかあまり完璧にこなせず。。。反省)

そして迎えた当日。
そこでも彼女はオケとの共演が二回目とは思えないほど堂々とした演奏をされたと思います。
私もやっとこさ観客席で聴くことができて嬉しかったし、後ろのほうの席でしたが澄んだ音色と生き生きした音楽性が伝わってきて素晴らしかった!

残念ながらファイナルの3人には残れませんでしたが、今回の経験を生かしてさらなるご活躍をされることを願っています。本当にお疲れ様でした!!!!
近いうちにまた共演させていただきたいです♪

。。とここで更にサプライズが。。

二次審査での現代曲、ハインツ・ホリガーのフルートソロ曲 Sonate (in)solit(air)e の演奏が評価され、特別賞 "アリス・ロスナー賞"をいただいたという報告が!!!

再び、(^○^)お!(^□^)め!(^◇^)で!(^▽^)と!(^・^)う!!!!!!!!

さて、長かった夏休みも多くの新しい出会い、経験をさせて頂きあっという間に過ぎ去り。。。ドイツも新年度、そして週末からはオクトーバーフェストが始まりますね!


長文になってしまいましたが、読んでくださってありがとうございました
(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆


セミファイナルでの演奏はこちらからご覧いただけます!

二次審査も録音していただけたようですのでアップしてみました(音源のみ)↓

シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲

ガンヌ:アンダンテとスケルツォ

ハインツ・ホリガー:Sonate (in)solit(air)e (アリス・ロスナー賞 受賞曲)











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