初!オーケストラに乗ってピアノを弾くの巻

フリーランスビザも無事取得!*詳細は前回前々回の記事をご参照ください*

4月はこどもミュージカル伴奏や、ミュンヘン郊外の音楽学校コンサート、プライベートコンサート、そしてアンドレア・リーバークネヒト氏のフルートマスタークラスに便乗して参加したり・・・と盛りだくさんの一月でした。
周囲に虚弱体質として名高い(?)私ですが、体調も崩すことなく終えられてほっとしています♪




その中でも特に楽しかったのが、映画音楽オーケストラに乗ったこと!(その名もBayerische Filmfoniker。 映画音楽のみを演奏するアマチュア・プロの入り混ざったオーケストラです。サイトはこちら)
友人経由でお話をいただいたのですが、ピアノ担当が突然キャンセルしたらしく、本稽古の2日前に電話がかかってくるというドタバタ・・・ま、ドイツというかヨーロッパではよくある話ですね苦笑。

しかも、音のエフェクトを変えたりしないといけないので本番まで使う良い電子ピアノを誰かに借りないと・・・という注文つき! 大至急歌手の友人と連絡を取り合ってもらいなんとか解決したようで迎えた本稽古。朝10時から17時までお昼の休憩を少し挟みますがほぼぶっ続けでした。

ピアニストにとってオーケストラは未知の世界。ソリストとして共演することはありますが、オーケストラの中で弾くことなんて滅多にありません。

あまりに急なお話だったため、譜読みをする時間もほぼなく初見の状態からの本稽古。

まず・・・きゅ、休符がウン十小節もあるのがきちんと数えられない!!!!!しかも拍が4分の4拍子から4分の7拍子とかコロコロ変わってややこしい!

左端に写っている黒服めがね、私です。必死こいてます。

指揮者に、「ピアノ、入りが一小節早過ぎ!」 とのご指摘を受けること数回・・・久しぶりに落ち込みました涙
 
(因みに、その時ちょうどフルートのマスタークラス帰りで秋元氏が家に立ち寄っていたのですが、大体リハーサルで入りを間違うのはピアニストだよ、とのお話を聞いて私だけじゃないんだ、やっぱりピアノ科はこういうのには慣れてないんだな、と少し安心笑)


その他、エフェクトを変えるために電子ピアノのキーをいじったりなんだり意外と大変・・オーボエを弾いていた友人以外は初対面の方々ばかりだしチキンの私は緊張もしていたようで、終了後はどっと疲れました。弾くパートは全然難しくないのでそれだけは救いでしたが。

友人曰く、本番も映画の映像を流し、指揮者もモニターチェックしながら入りやテンポをその場で臨機応変に変えるので、しっかり指揮者を見ておかないとだめだよ、とのアドバイスをもらい迎えた本番。なんとかうまくいきました! (数箇所入れませんでしたが・・他の楽器も同じような旋律を奏でるところだったのでまぁ聞こえてないってことで・・・すいません・・)

曲目はアンコールのネバーエンディングストーリー以外は私の知らない曲ばかりでしたが(私が知らないだけか・・「善き人のためのソナタ」、「名もなきアフリカの地で」、「Ostwind」 とか)。
映画音楽ってクラシックとはまた違った意味で心を揺さぶられるというかなんというか、3日間くらい演奏した曲のメロディーが耳から離れませんでした。映画も観てみようかな♪

会場はガスタイクのカール・オルフ・ザール
本番前の様子

実はこのコンサート、FFF Bayern (FilmFernsehFonds Bayern) いわゆるバイエルン州の映画ファンド発足20周年を記念したイベントだったようで、観客はすべて招待客のみ。政治家をはじめ、映画製作会社や俳優などセレブ勢ぞろい!な様子でした。なので終演後のビュッフェも超豪華。ここぞとばかりにたらふく頂いて帰りました笑

また機会があれば参加してみたいなー♪




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